2009年1月21日水曜日

ショックアブサーバーとダンパー

ショックアブサーバーって衝撃を和らげる物でダンパーは揺れを抑制させる物と
勝手に解釈していますが、ラジコンに付いてるのはダンパーですね

ウィッキーで詳しく解説がある
ショックアブサーバー
なかなか図解では解り難いんだけど現物を分解すると構造が理解できます
私の作ったショックアブソーバーはいわゆる片効きです

こんな簡単な物です。
写真はアルティマのリヤですが、白いオリフィスに0.2mmの黒いプラスチック板のシムを挟んで
Eクリップで固定しています。シムが0.2mmなんでオリフィスを薄く削ると共に
シムが密着するようにシムの当たり面を磨いてあります。
シムが回転してシムの加工した部分がそれぞれの穴から回ってずれないように
オリフィスの厚みを調整しています
実話一番最初に作った物が少しゆるくて回転してズレが生じ
ロッドが入らない戻らないロック状態になってしまいました汗




高速とか低速など聞きなれない言葉だと思いますが
低速なサスの沈みとは何か高速の沈みとは何か理解する必要があります
路面凹凸からの動きと車体の傾きによるロール
ロール状態からスプリングの反発
ジャンプの着地後の加速時のタイヤの路面との密着
スプリングを固くするとその反発を抑えるために
伸び側のダンパーの効きを強くする必要がある
ジャンプの着地はスプリングが固いほうが良いが
ダンパーが効いていないと返ってスプリングのリバウンドを食らう
低速が何処で機能するのか高速が何処で機能するのか
なかなか説明するのが難しい物です

私の考え方がすべて正しいと言うのは私自身も解らない
でも私の考えはこうです。

タイヤのグリップ感って言うのはサスペンションのセッテイングと
深い関係がある、バネが固いと路面からの突き上げをバネで吸収できなくて
車体ごと路面の凹凸の高い所で跳ね上げられる
ジャンプの着地など高速な衝撃でダンパーの抵抗が少なくなりサスペンションが
ストロークしなければなりません
この状態においては高速のポートからのオイル圧力でシムが曲がり
高速のポートからオイルが流れ抵抗が少なくなっているのです。
この理屈でメリットは何かと言うと固いバネが使えると言う事です
固いバネであっても伸び側では高速のポートからオイルの流れは遮断されてしまうので
強いバネの反力をスローに和らげジャンプの着地後の車体の安定に繋がり
タイヤのグリップ感も感じられると考えています

もっと地味なのが低速の沈みです
私の理解はコーナリング時のロール時は高速のポートは開かないので
沈みに抵抗がありロールの初期からフルロール(最大ロール?)までの時間が
ダンパーが粘ればスローに傾く訳で、タイヤのグリップが失うまでの時間が
長くなりグリップ感が良くなるんですね
ロール?傾き角度の変化が激しく安定しないと更にグリップ感を感じ取れないと考えています

モトクロスのショックはシムは圧側と伸び側両方に低速と高速のシムが複数枚仕込んであり
そのシムの枚数や低速高速のシムの組み合わせなど無数の組み合わせが可能なんですが
ダンパーを効かせればオイルの劣化も激しくなりレース中のダンパーの効きに変化が現れます
100%満足できるサスペンションって今も誰もが探っています。

私の作った物は、伸び側の穴は1個 厚側の穴が2個ぐらいの感覚で作ったのですが
標準のオイルでは固すぎなんで、粘度は60%以上落として柔らかくしないと駄目
タミヤと京商のオイルの番手って違う基準で表現されているようです
モトクロスのオイルもメーカーごとに違います。
私はカワサキのリヤショックオイル4アルティマのキット付属のオイル1の4:1で混合して
使っていますが若干オイルが固いので次回は5:1で試してみたいと思います。

自分で読み返しても意味不明ですね